「軍事協力の中止にこそ、積極的な意味がある」

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図書館で目に止まった「しんぶん赤旗」のバックナンバー(9/10あたり発行)に、雑誌『SIGHT』で見た「中村哲」氏のインタビューが一面に載っていたので覚えている範囲で紹介する。

中村氏は医師としてアフガニスタンに長く住んでいる人であるが、現実には、重機を動かしている方が長いというくらい、土木作業に追われる日々。(参照のこと
というのも、アフガニスタンは旱魃がひどく作物が実らなくなっているため、「水が死活問題」であり、一刻も早く水路を整備しなくてはならないからだ。

そんなアフガンでは毎日、(米軍などによる)空爆だけで、何十人、何百人が命を落している。
その米軍に、インド洋で石油を給油しているのが、日本の自衛隊。
つまり日本の自衛隊は、間接的にアフガンを空爆しているということ。
中村氏曰く「テロ特措法を廃止したら他に何をすればいいのか? という意見があるのが驚きだ。何もしないでいい」「軍事協力の中止にこそ、積極的な意味がある」。

中村氏は、アフガニスタンの現状が日本に伝わっていないことをとても歯痒がっていた。

日本は、これ以上、何もしなくていい。

メモ:アフガニスタンとは…?
藤原紀香アフガン写真展
政治的なメッセージはこれと言ってないけれど、見るとアフガニスタンの人々が少し身近になるかな。
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