書き直し:「団塊世代が全員75歳以上になる2025年」に向けて厚労省がまた何かはじめた

2025年、介護福祉士や保育士の資格を統合・・・というが。のつづきでもある。

といっても、何を書こうとしていたかというと、厚労省が主導して「日本准看護師連絡協議会」というのを作った、というだけの話なので大多数の人には関係ないかな・・・・凹

わたしだけが「えーーっ」と驚いて、さも重大ニュースに感じただけかもしれない。

ソース

准看は国家資格ではなく、養成学校の試験も簡単なため、つまり低い学力でも入れるため、日本看護協会等が廃止に向けて強く動いていた。看護師の質と地位を上げるためだ。わたしが准看資格をとった30年以上前からこの流れがあった。
ただし、准看護師が行く正看の学校があり、准看資格を取得したあと、さらに2年(か、3年)かけて正看資格を取得する、というルートがある。今現在正看の人の、かなりの割合が、このルートを辿っているはずだ。

私事をいうと、このルートを辿ろうかな・・・と思ったこともあるのだが、結婚や出産等で生活が多忙になり、一段落ついた頃にインターネットにはまったこともあり、それも一段落ついた頃には不景気がきわまりダンナの稼ぎが悪くなったことも有り(いいわけが多いw)そのままになった。しかし、となると、准看制度が廃止になればわたしもいつ職を追われるか分からない。まあ介護職はありそうだから、そちらに行くかなとは思っていた。だから「廃止になったら収入減るからね、がんばってくれないと困るよ」と、家族を脅していた。「准看なんて正規の看護師じゃないんだから、中途半端なヘボ資格なのよ」とやや自虐的にぼやいたこともある。

ところが上記ソースの通り「准看は廃止しない」と、厚労省が明確に意志を示す行動を具体的に取りだしたのだ。設立総会には、厚労省大臣(の代理)、衆議院議員数人、会の代表らがあいさつ。さらには、安倍首相氏のメッセージ代読などもあったという。厚労省の誰かの挨拶では、「准看のみなさんは今まで肩身の狭い思いをしてきました。そこで正看資格を取るために頑張るのももちろん良いですし応援しますが、生涯准看でも誇りをもってほしい」と言っていたそうだ。

下あごが外れるくらいあっけに取られた。しかし、そう言われてみるとなんか嬉しかったのは確かだ。准看にしてみたら国試(こくし)を取った正看こそが看護師であって、やっている仕事が同じであろうと、准看は人手が足りないから雇われているだけの向学心に乏しい半人前の職業人だったからだ。

ところで厚労省の行動の背景に何があるかというと、例の「2025年に団塊世代が全員75歳以上になる」がある。スピーチでもプリントでも何度も連呼していたそうだ。

「2025年に団塊世代が全員75歳以上になる」
「2025年に団塊世代が全員75歳以上になる」
「2025年に団塊世代が全員75歳以上になる」

他サイトで調べたが、実際問題2025年は大変なことになる予測。(ソース:”介護ショック”が日本に襲いかかる | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準【衝撃スライド】日本を財政破綻に導く「ワニの口」―今さら聞けない2025年問題(3) | メディ・ウォッチ | データが拓く新時代医療などなど多数あり)

これだと確かに厚労省の行動は間違っていない。

なにせ、正看の学校は試験が大変に難しい。しかも、准看の廃止によって、准看から正看になるルートを絶たれるとなると、最初から正看の学校を目指す以外になくなる。すると、看護師になれる人は相当に減ってしまう。

そればかりではない。今現在、介護の仕事をしている人が看護師になれるルートは、まず先に准看になることだ。その道はぜひとも取っておかないと、介護のみだとけっこうキツいと思う。

そんなで、個人的な驚きを記事にしてみた。以上。