『ドント・ルック・アップ』子憎らしいほど珠玉の名作。つーか!

地球に接近する彗星を最初に発見したケイト。衝突すれば地球上の全生命が死滅する。そこを必死で訴えるのだが。

もしも地球に巨大彗星が接近したらどうする? 最初に発見した人間は誰? その人はどう行動する?

アメリカ人だから大統領に知らせに行く。したら大統領はどう答える? その周辺人物は? 他の科学者は? どう国民に知らせる?

そんな「If」で始まるこのストーリー。過去に何度もあった「If」だけど、ストーリーというストーリー、エピソードというエピソードを味わい尽くした後のワレワレが、ちょっとやそっとの刺激で驚くはずもない。最近じゃゾンビに食われても「いいんじゃな~い生き返ってまた出番あるしぃ」くらい感性が鈍くなっているんである。

なのになぜこんなにも拍手喝采させほろりとさせブフッと吹き出させてくれるのか。新規なアイデアに満ち満ちているからというより単にリアルなのだ。最初のシーンでヤカンが沸騰してピーピーなっている、それくらいリアル。焦げたトーストにジャムを塗っているんだがジャムと固くなったパンが妙に馴染まない、それくらいリアル。紅茶パックにお湯を注いで紅茶パックを上下にゆするんだが、それくらいお馴染みのリアル。

リアルだからって何の創造性もないなんてことはない。メリル・ストリープが横に歩いた時の演技の創造性にはばかうけした。

アリアナ・グランデがイジられキャラ的な出演なのに「Just Look Up」を歌い上げるシーンには本当に感動した。ちなみに「ドント・ルック・アップ」には社会の上、金持ち連中を見るな、見ないでただ働いてろ  という意味もこもっていると思われる。

これ以上ゴタクを並べているヒマがあったらもう一回見返したくなる。それっくらい好きな映画になった。

ので、そうします。失敬。

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