食べモンの事ばかり考えるのはやめて服について考えよう>テレビ

約2年ぶりにテレビを見はじめてから、半年ほどたった。
我が家でテレビについて一番よく出てくる感想。

「テレビって、食べてばかりいるね」

テレビ付けるとまず何か食べている。一番ヒドイと思ったのは「セレブはどれくらい高級牛肉とそうでないのを味わい別けることができるか?」と言い出した時。
単に高級牛肉を食べるならまだしも、セレブをテストするために食べ物を使おうというのだから、うんざりを通りこして怒りを覚えた。
もちろん、見ないでチャンネル変えた。

☆ ☆ ☆ ☆

衣食住のうち、どうしてそう食べることばっかりなのかって疑問。

人は食べること以上に、服を着るのである。

人間、もろもろの病気で食べられなくなることはままある。が、着ることに関しては、生涯服を着なくなることはない。

うちのせいしん科じゃ、廊下で裸になったりしたら閉鎖病棟にいかされているくらいに、裸は御法度中の御法度。(御法度という医学用語ではないはずだが)
「裸って、そんなにダメなんですね」って、いつも感心している当方。

そんなで、何か着る。着ないわけにはいかないし、着るの当たり前だし、とにかく着る。

街を歩いていれば分かるが、皆、一生懸命に選んだ服を着ている。

自分が一番よく見える服。

自分が一番好きな服。

世間の流行と、自分の好みと、自分の体型と、服にかけられる金と、見栄と、必要と、自意識などなどのあらゆる要素が混ざり合い、失敗と恥とプライドとその他のスパイスをブレンドして炒め合わさった、極上チャーハンといっても過言ではない。

「いや、自分は何も考えてないで、あるものを着ている」という人もいるかもしれない。
「サラリーマンの服を着てるだけ」って人もいるかも。
そんな余裕がないか、興味がないか、まだ目覚めていないのだろう。

が、何にしろ、食べること以上にみんなに関係があるのだから、テレビ番組もファッション番組をもっとやってほしい。

ファッションチェック番組とか。

ただ、ひとつだけ言えることがある。何をどう着ていようと全肯定する。服はその人の人生が外部化したものなのだから、それに難癖をつけるのは、他人の人生に喧嘩を売るようなもの。

それでどうやってファッションチェックするのか? って話だが、そこまでは考えていない。

スポンサーのからみとかは乗り越えて、早く服の番組放映しないかな


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