ウーマンラッシュアワー村本の独演会@仙台
月1くらいのペースで生の舞台を見に行っている。
3月はこれ、ウーマンラッシュアワー村本さんの独演会だ。
18日日曜日の仙台駅近くの電力ホール。料金は3000円。
仙台は大変遠いけど、いっしょに観光もするなら、高い新幹線代の言い訳にはなる。
それにこの3000円というチケット代、かなりの良心価格だ。
昨年、人の誘いで中野サンプラザへ「綾小路きみまろ」の独演会へ行ったのだけど5000円だった。時間も綾小路さんはきっかり1時間。村本さんの方は事前に終演時間は書いてなかったけど、結果として1時間半はしゃべっていた。
じゃあどっちの方が面白かった? などと質問するナンセンスな人はいないだろう。
まったく毛色が違うしゃべり。
中高年夫婦ネタで「あるある、そうそう」と何も考えず腹を抱えて笑いたい人は綾小路さんに行って、さほど損はない。
もっとも綾小路さんのしゃべりは、ほぼテレビでも演ってるやつだと思う。
村本さんのは、テレビでは言えないことばっかり!!
つかみの「アーチャリー」からしてテレビではタブーじゃないかな。
ただ舞台であっても「アーチャリー」との交遊エピソードにはハラハラした。
ためしに後でTwitter内を検索したら、案の定「アーチャリーはやめてくれ」と控え目に意見している人がいた。
アーチャリーに何の罪もないのは当然とはいえ、オウムのやったことを思い出させてしまう。ここらへんの観客の引き気味の反応を、村本さんは強引な力わざで押し倒していた。ネタバレだから言っちゃいけないんだけど、独演全体の構成上、どうしてもアーチャリーは必要だったりする。決して、行き当たりバッタリの気ままなおしゃべりじゃないんだよ、と考えられている感じが、ここらにあるのであるが。
いろいろ喋ってたけど、超面白かったのは、ロスでの体験談で、おっぱいを出していた人と居合わせた時のエピソードだ。言葉を言い終わるのに要する物理時間を待ちきれずに次々に息も吐かせずドタバタパタパタしゃべくるのが最高に可笑しかった。
あと、わたし含めみんなの拍手喝采を浴びていたのは
アメリカ人を笑わせたというネタの英語での再現だ。
内容はバリバリの下ネタなので、日本語であろうと英語であろうと、テレビでやれるもんじゃない。
それに、後でよく考えたら特段面白いネタでもないんだけど、なんか帰還兵の凱旋話でも聞かせてもらったみたいに、受けに受けた。
そんなでアーチャリーなどのスレスレ感と、下ネタ等、普段は聞けないお笑いで半分引きつった笑顔になりつつ、次の時代と次の村本はどうなるのかと、楽しみになる、というよりもまったく先の読めない感を味わえる機会となったのであった。
(綾小路さんもがんばってください!!)
その後の調べ
スタンダップ・コメディを人生初めて観にいった話【ぜんじろう】 – 世界のねじを巻くブログ
スタンダップ・コメディと他のコメディの違いは、毒を吐くか吐かないかに、あるそう
海外スタンドアップコメディなどで活躍する日本人コメディアン – NAVER まとめ
海外で活躍する日本人のコメディアンって、けっこういるらしい。知らなかった。