『おっさんずラブ』とpixiv

おっさんずラブが可笑しい。可笑しくて楽しくて愛しくて、毎週楽しみすぎる。この前の第四話では正式に(そしてとても誠実に)春田くんが部長をフってしまった。以来部長は泣き続けている。部長の奥さんの蝶子さんまで泣いている。観ているこちらももらい泣きが止まらない。

もうどうしたらいいんだよ、この気持ち!! ってんで、黒澤武蔵部長、ハルタン、牧くんの絡みシーンをイラストにしてpixivに投稿したりなんかして。

もっとも、pixivの表示動作が分かりづらくて、自分のイラストがどこに格納されたのか分からなくなった。探しまくったら出てきたけど。心優しい女の子がイイネしてくれてた。

おっさんずラブの場合、ハッシュタグを付けてpixivへ投稿してね!!と番組最後に出てくるので、たくさんの牧くん、ハルタン、乙女チック黒澤部長のイラストが挙がっている。

ドラマのシーンを忠実に再現したイラストも多いし、妄想を上乗せしたのも面白いし、コマで区切って台詞を入れているやつも見応えがある。

面白いなと思ったのは、下手くそな人の下手さ加減が昔も今も変わらないことだ。コミックの表現の形式での下手さ、というのが。

昔は単に「うわあ、下手だな」と思ったものだけど、こうまで若年層が希少な時代になってくると、下手でも描いているだけで素晴らしいと感じる。そうやって、自分を表出し、自分という存在をネットに立ち上げている姿が、上手い下手の次元では到底語りきれない。

下手なんだけど自傷的なイラストもよく見かける。つらい事が多いのだろう。わたしが漫研をしていた頃も(なので35年くらい前)、顔をマジックで塗りつぶした漫画を描いている人がいて、衝撃を受けたことがある。どうしていいのか、まったく分からなかったものだ。

なので、今にだけ起きている出来事ではないのだろうけど、気になる。