2011年の日本のジャーナリズムを後生に伝えるために、まずクローズアップ現代見てしまっての感想。さらに対極に位置する弱小(今のとこ)ジャーナリズムの現在。ここでもまたキーパーソンは小沢イチローだが

昨年の記事にも毎回毎回書いた通り、新聞、テレビの退嬰・退廃・腐敗ぶりに本気で気分が悪くなってしまったため、テレビのスイッチを入れようとするとあたかもPTSDの症状が出たかの如く、手指の振戦や動機息切れが起きるので、マジで近寄れない。それでも、最初からアホっぽい内容なら安心なのでリハビリを兼ねスイッチを付けることもあり、最近だと、とんねるずの食わず嫌い王ゲゲゲ対決「松下奈緒×向井理」と、芸人が裸で水上の町をうろつく有吉企画と、今日は爆笑問題の太田光が出川哲朗の財布をペンキだらけにしていてアハハハと笑ったりした。
とまぁそれだけなら良かったが、本日うっかりと「クローズアップ現代」を見てしまって、しかもテーマは、「どうなる 菅政権」で「しまった!!」と思った。
画面では、クロ現御用達の民主党代議士岡田克也が何か言っていた。よほど消してしまおうかと思ったものの、どういう展開で来るのか興味があったため、そのままにしておいた。すると案の定、番組中盤~後半に入ってラストスパートとでも言わんばかりに、岡田克也の口から「政治とカネ」「小沢氏国会招致」と腐れキーワードが出現。それでいて「消費税」「官僚支配からの脱却」「政治主導」「普天間基地問題」「尖閣諸島」などの真のキーワードは一言もなし。
でもって、岡田幹事長さん、「小沢さんは敵か味方か」という民主党大会における誰かの質問を「馬鹿げた質問」と、番組中で一蹴するという、わたしには理解不能な態度。その答えを一番聞きたいってことがなぜわからない? おい!!
番組の場面変わって、野党第一党の自民党からは「石原」さんが出てきて民主党批判していたんだけど、これがまた第一声が「政治とカネ」「小沢」。これ、NHKに「まずソレ言ってください」と頼まれたとしか思えない。というか、言われなくても空気読んでそう言っているのだろう。
それでいて番組は、小沢さんの何が問題なのかという詳細はいっさい触れないし、本当に国民が小沢さんのことなんかに興味があるのかどうか、地方で次々民主党候補が落選した原因が、「小沢イチロー」にあるのかどうか、という素朴な疑問は不問にしたまま。
……やっぱ、見なきゃ良かったクロ現なんか。国谷裕子ちゃわわわんの顔も今後、出来る限り見たくない。
【参考資料】クロ現webサイトより

2011/01/13(木)のクローズアップ現代
「どうなる 菅政権 民主党・岡田幹事長に問う」
 
 支持率低迷、ねじれ国会への対応、小沢氏の国会招致問題などの課題に直面する菅政権。内閣改造・党役員人事が焦点となる中で1月13日に民主党大会が開かれる。2011年の政治はどう動くのか。そして山積する政策課題に政治はどう取り組むのか。菅政権を取り巻く状況を取材するとともに、スタジオでは民主党のキーマン・岡田幹事長にインタビュー。今後の政局に迫る。

↑なーーんも「迫」ってません。そういうカッコイイ言葉は似つかわしくありません!!

そんな小沢一郎氏であるけれど、「ニュースの深層」に出演していたそうだ。
今週の火曜の出演だから、まだ再放送は見れそう。
とはいっても、現段階では、「国民の生活が一番」的な、肝心カナメな政治の話題に及ぶのは難しいのではなかろうか?
司会の上杉氏のコラム「小沢一郎氏が「ニュースの深層」に生出演。番記者の現場立ち入りを禁じた筆者の真意とは」によると小沢氏は、「20年以上もマスコミからずっと批判されているとさすがに草臥れますよ。正直に言えば、永田町に行くのがバカバカしくて政治家を辞めたくなる時もあります。でも、そこで逃げたんじゃ、応援してくださっている地元の支援者にも申し訳ないと思って、がんばっております」と、なける心情を吐露している模様。
マスゴミの皆さまは、20年以上もひとりの人間を、これといった根拠もなく攻撃し続けていることに対してどう思っているのだろう? 上杉氏によれば「持論以外は一切排除し、自らの正当性ばかりを声高に主張」といった事であろうし、小沢氏によれば「怖がって、他人と違うことをしないようにというのが日本社会に蔓延る病理かもしれないね。他人と違うことをするとすぐ叩かれるから、結局みんな一緒のことをしようとする」という解釈が、マスゴミの皆さまには当てはまるのだろう。
わたしなんかはもう匙投げているから、マスゴミの皆さまが何を言っていようと、怒る気力がもったないと思っているけど、最前線に位置する人にとっては、それどこではないのだろう。当然、自分の番組から「小沢番記者」どもを閉め出すのなんかアリに決まっているので、上杉氏はこれからもそうすればいいのだ。
「怖がって、他人と違うことをしないように」という行動様式に加えて、そういう低次元な連中に限って妙な方法で妙にキズナが強かったりするから、ほんとーにタチが悪いのだ。これあたしの経験談だけど。でも大丈夫。そういう連中に限って誰が最初に裏切るのかと戦々恐々とおびえているから。これって面白い話しじゃないかな。読売新聞にツイッター禁止令が出たのも、取材内容を漏らすからというよりも、裏切り防止じゃないかなんて思う。
マスゴミの皆さまアタマが悪いわけじゃないから、談合が報道とは相容れないものだということくらい自分でわかってるはずなんだし。(わかんなかったら本当にアタマ悪いことになる) 今からちゃんとしないと、誰でも迎える死への旅立ちの時に後悔する。いくら普段談合していても死ぬ時はひとりなんだから。

わかってなかったらしょうがないんだけどね。
今年もまだ、このテーマ続くのかふらふら