アッ…と言う間に去った八月を振り返る。あるいは、え、なめるの? そこを?
八月はやけに忙しかった。日々のsukimaも一回もアップできなかった。更新を楽しみにしていた日本語圏のみんなにはツライ思いをさせたネ。メンゴメンゴw
映画は新宿で『ヘルタースケルター』を見た。沢尻エリカが寺島しのぶ演じるマネージャー相手に股を開き「なめて」と命令した時の寺島さんの顔がおかしくて受けた。自分だったらホントこんなシチュどうしよう、冗談じゃないなあと思って見た。したらその「なめた」翌日に沢尻エリカ演じるりり子が「一回まんこなめたくらいでいい気になってるんじゃないよっ!!」とどやしつける怪演だった。しかし、ということは、このマネージャーさんイヤじゃなかったんだと思って驚いた。でもってわたしの隣で見ていた同僚は、りりこのそのセリフを聞いて「ひどすぎる」と、思わず一言漏らしていて、そっちも驚いた。ひどいっていうなら、なめさせられた事がひどいよ、と思ったからだ。いや、女性が女性の阿素湖素子をなめるのがあり得ない、という話しではなく、なんというか、なめたい!!とは言わないまでも、ケースバイケースではなめるかもなーくらいなオーラを出していて欲しかったのだ。ところが沢尻さんときたら即物的すぎて情念レベルで響くものがない。好き嫌いでいえば当方、彼女のことは嫌いでないし、おもろい人だと思っているだけに残念。
したら先日、NHKのニュースナインヲチで大越さんが『ヘルタースケルター』の監督とりり子を招いてインタビューしていた。その時の大越さんのリアクションが、「僕にはまったくついて行けません」感をめいいっぱい発散し、同世代~団塊~高齢者層にアピールしていてシタタカだった。だったら自分が付いてける映画の監督と俳優呼べばいいじゃない、バカみたい。
それを言ったらあの二人も、「え? そういう映画だったの?」と違和感感じることばかり言ってた。女子高校生をあんなバカ集団としか描けないのがそもそも311以降の感性とは思えないし、本来、原田美枝子演じる整形外科医こそ、人間を規格化し商品化し、その果ての究極の資本主義世界を示唆する作品のキーウーマンのはずなのに腰砕けの期待外れもはなはだしい。
そこをうまくやってれば、「女の欲望」+「近未来」という今日的なテーマを世界に先駆けてSF映画化できたろうに、惜しーーーーー!!
あと、人に説明するとき「ヘルスメーター見に行ったの?」と勘違いされることがあるので、注意だw