愚者ブッシュ、世代を超えた長期戦を予告

昨夜は、アルカイダのザワヒリという人の「なんで2万なんだ、5万でも10万でもアメリカ兵を寄越せ」というメッセージにゾッーーーーーっとしたがために、順番として混乱したことをupしてしまったので、もう一度参照ソースとともに整理する。(11月以降)(自分に出来た範囲内)

2006年11月<ブッシュ敗北。明るいニュース>
中間選挙においてブッシュのイラク政策はアメリカ国内でNOの判定。結果ブッシュの共和党ではなく民主党が上下院とも大勝した。

2007年1月10日<送る兵士をさらに2万増やすと発表>
選挙の敗北を受けてブッシュ大統領、夜の9時にイラク新戦略を発表。バグダッドなどに2万人以上の兵士を増派すると。「宗派間の武力衝突の80%はバグダッドから30マイル以内の地点で起こる」「イラク成功への最緊急課題は、治安である」とブッシュは語る。(産経CNN

2007年1月15日<兵士を送ったと思ったらすぐにテロ>
2万2000人の米軍増派のうち第一陣が15日にバグダッドに到着。しかし、16日にはバグダッドの大学内の爆弾テロで70人が死亡。その後も各地で爆弾テロが続発し、1週間で死者は200人以上にのぼっている。(nikkei

2007年1月22日?<大勢死んだ>
バグダッドでテロが起き、90人以上が死亡。イラク軍は10日に米国が発表した新政策に沿って、首都バグダッドの治安回復へむけた民兵などの掃討作戦を展開しており、武装勢力側の対抗する動きとみられる。米国がイラクへの軍増派を決定してから、治安状況は逆に悪化している。(nikkei

2007年1月21日<死んだ>
イラクで21日、米軍ヘリが墜落するなどして米兵計24人が死亡した。米国が15日に軍の増派を開始して以来、米兵の1日での死者としては最多。バグダッドでの掃討作戦開始とともに、21日には中心部でバスが爆破されイラク人6人以上が死亡するなど武装勢力の抵抗や爆弾テロなどが逆に激化しており、治安回復のメドは立たない。
(同上)

2007年1月23日<アルカイダから挑発メッセージ>
ブッシュ米大統領の一般教書演説を前に、アルカイダのナンバー2にあたるアイマン・ザワヒリ容疑者は、インターネット上に公開したビデオで米国のイラク新政策を冷笑、増派は2万ではなくもっと寄越せ、全部でもよい、米軍のような軍隊が10個あっても神の支援と力で壊滅できる、と。(CNN)(LauraMansfield.com=テロ分析サイト)

2007年1月24日<メッセージへの返答。挑発にますますのる>
その直後、であるから返答の意味合いもあるはずの一般教書演説(大統領が、上下両院に対し内外の情勢を報告し、今後1年間の内政及び外交全般の施政方針を表明するもの。毎年1月に行われる)において、またまたガチンガチンに固まった考えを表明。ただし、ほとんど国内政治についての表明と報告だったため、量的には多くないのかもではあるが、向こうにしたら内政なんか関心ないだろうから、対イラク、対テロ関連だけをじーーーーっと聞いていたのではないだろうか。

ということで、対イラクに関しては「武力衝突を超えたイデオロギー闘争であり長期戦であるとして、イラク増派など、これまでの指針をあくまで貫く考えを表明」。「対テロ戦に関しては、(1)米中枢同時テロなど米側の被害を繰り返し指摘(2)テロ抑止の実績を強調(3)対テロ戦にここで失敗すれば、より大きな被害を受けると警告(4)戦いの本質はイスラム教原理主義の独裁思想とのイデオロギー闘争であり、世代を超えた長期戦を予告-という構成。イラク政府がその責務を果たすためにも2万人以上の兵力増派を含むイラク新政策の実行が必要だと訴えた。」(産経

「世代を超えた長期戦」って何? アイマン・ザワヒリつう人と完全にどっちもどっちの目くそ鼻くそ状態。
ここでも「2万人以上の兵力増派」にこだわり、アイマン・ザワヒリつう人(アルカイダ)を挑発。犠牲者がどんどん増える

脚注 15日から1週間強、この間の犠牲者数を整理して把握することはできなかった

 

 

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