2007年参院選、雑感。(極東ブログ風)

参院選が終わった。民主党に投票したわたしとすれば期待を上回る結果になったが、ブロガーとしての予想は大きく外した。そのあたりの反省から書いてみたい。
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予想を外した理由は二つあった。一つは比例区でも選挙区でも、ここまで共産党が負けるとは思っていなかったことだ。象徴的な事例としては、ともかく全部である。投票日前の15日、スポーツ報知(写真)のインタビューに答え志位委員長は、「現在の参議院の議席は9人だが、10人いると本会議での質問回数が増やせる。衆参で10人ずついれば党首討論もできるが、現状では無理(現在衆院は9人)」と悔しがり、「10人いれば面白い場面を提供できますよ」と売り込んでいた。写真を見ると、ここへきてじゃっかん頬がこけ、やや精悍な顔つきになっていて、今までがフックラしすぎとはいえやっと現状に見合った顔になってきた。わたしは基本的に、共産党の他政党や都知事のサイフの出入りに目を光らせる会計監査能力は高く評価されていると踏んでいたし、正確な報道で知られるボーガスニュースでも取り上げられていたので、これは現状の6議席はキープ、さらに1議席くらいは増やすのではないかと、まったく期待しないでいた。結果はご覧の通り、比例4、選挙区1を維持できず、比例のみ3の結果で終った。せっかく面白可笑しいネタにされちょっと華やいだ人気者になっていたのに、議席獲得へはつながらなかった、ということか。つくづく志位委員長は面白い。

しかし共産党オフィシャルに行くと、「一議席減の結果ですが、得票数では、前回および前々回の得票を上回る四四〇万票(7・48%)という地歩を維持することができました。」とあくまで前向き発言。さらに「選挙区選挙では、議席を獲得することはできませんでしたが、東京、大阪、京都などで得票を増やしました。」と、議席を取れてもいないのにムリムリ高く評価していて、さすがに日本最古を誇る政党は腰が座っている。

もう一つ予想を外したのは、公明党の応援演説に、マチャミが出て来たことだ。これは予想を外したというより予想だにしなかった、というか、今後のテレビ活動に支障が生じないのか。あからさまに特定政党を応援している人がバラエティに出てくるのは、いかがなものか的だ。見るとさっそく2chで「歯が出ているのに当選者は出なかった」とか「『ヨロチクビ』に選挙違反の恐れ」とか、なんとも情けない情報が飛び交っている始末であった。

選挙前には、安倍自民党バッシングのような状態があり、急きょ田原総一朗がネットで安倍晋三をかばい出すというアホーマンスを展開した。やるならもっと早くから始めていればいいものを、あんまり急なもんで効果は上がらなかった。ただし、わたしが入手した情報によると、選挙後のテレ朝において、しきりに「アベさんには落ち度がなかったと思うのに何故?」とくだをまいていたそうだ。
安倍さんの肩を持っていると美味しい食い物にでもありつけるのだろうか。言っておくが、安倍昭恵のスマイルトークで七面鳥を焼いていたのは、アグネス・チャンであって昭恵ではない。昭恵にそんな実力はないので、食べたければアグネスの家へゴーだ。
何にしろ、田原さんにはもうその座から退いて頂いて、いなきゃいないで、誰かが立派に代わりを務めるのだから安心してください。あと、どうしても居座るなら、「社会保険庁の解体と民営化」「公務員の天下りの改革」のふたつを、自民以外の政党がやるのを応援したらどうだろうか。政党ではなく政策に付くのがスジではないのか。

今後の日本の政治について今の時点で思う印象を述べたい。外交面ではすでに米国ヒル国務次官補が結果的に言及していたが日本の対北朝鮮外交はより弱体化するだろう。内政面では自民党が参院をグリップできないことで大きな混乱が起きるだろう。2007年9月9日9時9分空から恐怖の大魔王が降って来るだろう。小池百合子のエイジング対策費用は海上自衛隊の護衛艦では最大級になる「ヘリ空母(ヘリ11機搭載可能)」(基準排水量 1万3500トン)の建造費用を上回るだろう。麻生太郎はハゲるだろう。小沢一郎もハゲるだろう。なので、ヅラ政策面で安倍続投というのは無言に概ね支持されているのではないか。

2007.07.30 時事 | 固定リンク

以上、参考にさせていただいたのは、極東ブログさん、遠くまで。さんでした。

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