沖縄県の県民投票が近づいていることと、日米地位協定についてのパッとしない思考

沖縄県の県民投票が近づいている。

「普天間飛行場の代替施設として国が名護市辺野古に計画している米軍基地建設のための埋立て」
↑これに賛成? 反対? どちらでもないか? と問う投票だ。
「反対」に投じた場合、その意味するところが、普天間基地存続、という意思表示にもなりそうな微妙な聞き方。
そうなると、よほどの賛成でもない限りは、「どちらでもない」と答えることになるかも……
珊瑚やジュゴンなどの貴重な生物の生息地であることもあって、海外からも埋め立て反対との声が集まるという頼もしさだったので、「反対」が多くなってほしいが……

とはいえ、自然保護の観点から埋め立て反対になるのは、本来の筋とは違う。
本当の筋は、沖縄にだけ過度に負わされた米軍負担を減らす、なくす、もしくは日本国内で平等に背負う。
それ以前に、「日米地位協定」という、米軍基地を置いておくための法律が日本にとって不利すぎる、アメリカをおもてなししすぎて異常、というのが問題なのだ。

この件に関して、先日yahoo知恵袋に「なぜこんな不平等な協定が放置されていると思いますか?」と質問してみた。
やや納得できたアンサーは、「日本の司法が信頼できない。それが直らないと、平等にできない(日本は司法と人権的に未開な国なので任せられない)」。

なんとなくだけど、このテーマはかなりのところ人々から敬遠されている。ためしにyahoo知恵袋内を検索してみた。
ヒット数は日米地位協定が約 2,030件、地位協定が約 3,550 件だった。これがいかに少ない数字か他の語も検索してみよう。

「深爪」約 35,300 件
「安全保障」約 33,100 件
「異常です」約 123,000 件
「安倍晋三氏の演説」約 20 件
「友引」約 8,500 件
「四島返還」約 3,070 件
「北方領土」約 41,000 件
「スカウトされました」約 18,700 件
「主夫になりたい」約 1,430 件
(どれも””で囲んだ)

うーーん。思ったほどは少なくない。

やっぱ、地位協定について考えること=アメリカが去る=中国や韓国、北朝鮮にどう対峙していいのか分からない、と不安になるのだろうか。思えば、戦前まではそれでやっていたはずだが確か・・・・