CNNにてアメリカ中間選挙をみる

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子供がえんえんとアニメやFOXの連続ドラマ、「MADテレビ」などのバラエティ、「DANCE」などのオーディション番組ばかり見るので、解約してやろうかと思っていたケーブルテレビ。
今度ばかりは、解約しないで加入しておいてよかったかな、と思った。
アメリカには中間選挙つうもんがあって、この選挙、大統領選挙ではないから政権が交代するほど大きな変化はもたらさないとはいえ、上下院の議員を決め、それにともないそれまでの政策に国民からの評価が下る、という点であなどれない選挙らしいのである。

その選挙が今月7日から行われ、上下院ともブッシュの政党である共和党は議席減。上院選の最後の開票州となったバージニア州でも、共和党の現職、ジョージ・アレン議員が敗北し、民主党のウェッブ氏が勝利、これによって上下院ともに過半数の議席を民主党が獲得した、とのこと。
余談だがウェッブ氏といっても、Web氏ではないので、蜘蛛の巣氏とかワールドワイドウェブ氏ではなく、Webb氏なので注意だ。
なんでもWebb氏は海軍長官の経歴を持ち、息子が海兵隊員としてイラクに派遣されているそうで、選挙戦では戦闘用ブーツをシンボルにイラク戦争反対の姿勢を前面に打ち出したそうで、力強い説得力のある戦いだったようだ。そのWebb氏が勝利したのだから、イラク戦争反対が多くの支持を得た、ということになる。
といっても、両候補の差は8805票で、全体の1%に満たなかったため、拮抗していることはしているのだが。

といった成り行きは、やはり日本のテレビよりも、CNNニュースが熱気むんむん伝えていた。
ことに、開票結果がすべて出終わる前に早くもブッシュは、「国防政策を担当し、アメリカ軍(陸・海・空軍・海兵隊)および州兵を統括する閣僚」である国防長官を、ドナルド・H・ラムズフェルドから元CIA長官のロバート・M・ゲイツに変えた。CNNの記者は、これをもって「偉大なる発表」と興奮していた。

しかしさすがアメリカなのは、あっちのキャスターや取材記者には、日本ならとっくにお払い箱になっていそうな、年のいった女性が次々出てくるのである。それがまた、シワシワなんかなんのその、ヌラヌラした赤い口紅を塗って奮闘している。
日本で現在、あれくらいの年齢で現役でいるのは、NHKクローズアップ現代の国谷裕子(1957年生まれ)、三雲孝江(1954年生まれ)、安藤優子(1958年生まれ)くらいではないだろうか。あと誰かいた気がするが、そうそう田丸美寿々(1952年生まれ)が現在もJNN報道特集をやっているようだ。あんまり簡素なHPだったからもう終わった番組かと思った。視聴率が悪いからといって、田丸美寿々の年のせいにしていないだろうか? ←悪いかどうか不明であるが(汗;
どこの局も女子アナ女子アナと、若い女性ばかりチヤホヤしているが、実はその体質こそ、当の若い女性を不眠症にし、強迫観念症にし、不安神経症にしと、もっとも苦しめている病根なのだ。そしてその病根は、必ずしも男性にのみ見られるのではなく、女性にも見られ、キレイで若い女性が出てくると受け流し、そうでないのが出てくると不愉快になる。おそらく、高度資本主義社会の偏った心象操作に積年洗脳された結果であろう。少しは考え直したいものである。

それはともかく。
これからアメリカがどんな方針でイラクに臨むのか、ことにアメリカ兵のイラク駐留をどうするのか、動向が気になるところで。
なんでも、シーア派武装勢力というのがいて、残虐きわまりないらしい……

 

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