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秋鮭 日々

秋鮭

 秋鮭がまるごと届いたので、我が家の切れない包丁で苦心惨憺さばいて冷凍庫へ。焼いて食べたり、鍋にして食べたり、食べ残したのはふりかけにしたり。体長1メートル近い巨大な鮭を見て、小学生の喜びようったら、「こんな大きな魚釣れる人、さいきょー!」と大騒ぎしていた。小学生の末次郎は、叔父さんによく釣りに連れ…
 運動会 日々

 運動会

昨日は小学校の運動会と、中学生の娘の合唱コンクールが重なってしまって、ダンナッチも仕事でいないし、わたしの身体はひとつしかないし、苦悶の末小学校の方に行った。 異様に暑い日で、陽射しがガンガン頭に当たるのでよけいにつらかった。 面白かったのは1年生の玉入れで、「軍艦マーチ」(?)と「ハメハメハ大王」…
『ピンポン』 レビュウ

『ピンポン』

火曜ロードショー 面白かった。勝つこと負けることをめぐる新機軸。 絵がね、なんかすごーーく、きれい。それに子供の頃見た懐かしい感じ。 「ピンポン玉はあとから合成したんだよ」って、小学生が教えてくれた。へー……
『御法度』 レビュウ

『御法度』

日曜ロードショー『御法度』 可笑しいね、なんか。人間関係が錯綜してて。 人の集まるところって、いつの時代もどこの組織もこうなのかな。 「男同士なのにやってるーー@@」 と、うちの小学生男児が目をひんむいていた。…
『親』by古井由吉 book

『親』by古井由吉

患者氏と図書室に行った時に、自分もついでに借りた本。 借りた理由は、書き出しの文章---  病院の往き帰りに、岩崎は夢から覚めた心地で道の左右を見渡すことがあった。夢ではないしるしに、半歳を過ぎた子が腕の中にいる。場所はきまって立体交差の、陸橋のたもとの停留所だった。 に引き込まれたから。 自分の本…
銀色夏生 book

銀色夏生

本箱から引っ張り出した銀色夏生、『これもすべて同じ一日』のあとづけを何となく見ていたら、初版が昭和六十一年十二月なのに気づいて、びっくりした。 昭和六十一年十二月といえば、わたしはあと数ヵ月後に達也を生む頃で、この人がこういうことを書いていた時期と、わたしにとってのあの時期がほとんど同じなんて、まさ…