レビュウ 19 8月 2011 コクリコ坂から 「民主主義」という言葉がある。わたしもよく使うが、使っていてこんなに不安になる言葉も珍しい。というか、他の不安になる言葉なら使わずに避けて通ればすむところ、民主主義に関しては、自分の言いたいことや感じていることを表現するために、使わないでいられないのだ。 何が不安にさせるのかというと、まず自分の語法… 続きを読む
レビュウ 28 1月 2011 映画『ソーシャル・ネットワーク』、「フェイスブック」が日本で普及するには? ★アメリカ映画『ソーシャル・ネットワーク』を観てきた。 内容をかいつまんで説明すると、世界的SNS「フェイスブック」の創業物語りで、創業からこっち色々あってねー大変だったよ、という話であることは宣伝通りで間違いない。見所は、リア王ならぬリア充王みたいなハーバード大学ボート部所属の超イケメン双子くんた… 続きを読む
レビュウ 11 2月 2010 ゴールデンスランバー この映画は、やけにタイムリーな映画だった。 なにせ、国家や警察組織といった巨大権力にはめられ、無実の罪で逮捕されそうになるところを、必死で逃げまくる話だからだ。これを見ると、無実の人間を容疑者に仕立てることなど、大権力にとってはお茶の子さいさいに容易なのがよく分かる。 (さらに…)… 続きを読む
レビュウ 10 1月 2010 【れびゅう】壬生義士伝 / ケーブルテレビにて 壬生義士伝 |中古DVD【中古】価格:1,800円(税込、送料別) 周期的にやってくる感のある幕末ブーム。そのせいか今年の大河ドラマは坂本龍馬らしい。 不景気で金の循環が悪く、閉塞感が増大してくると、鎖国から開国へと動いたダイナミックな時代にあこがれたりするのだろうか。 わたしの場合、「幕末とか勉強… 続きを読む
レビュウ 10 12月 2009 沈まぬ太陽 レディースデイに鑑賞。平日の昼間なのに館内はけっこう人が入っていた。 上映時間は、前半1時間37分、休憩10分、後半1時間33分 と長かったけれど、全然長いとは思わなかった。 どっちかというと未消化な感じが残り、これで終わり?と不満だった。 なにせ、内容が盛りだくさんで、 国民航空123便の御巣鷹山… 続きを読む
レビュウ 17 11月 2009 マイケル・ジャクソン THIS IS IT 前回【映画館でみた映画】は『しんぼる』で、あの時はレディースデイの1000円だから面白かったけど、1800円取られたらキツイ、などと失礼千万なことを書いてしまった。けど今回は、1800円でも高くない、とゆうかあと400円くらい高くてもいい。ただもう一回見たいので、その時は1000円でいいかな…なんて… 続きを読む
レビュウ 17 9月 2009 しんぼる 松本人志の映画を映画館で見る気は、これっぱかもなかったのに、付き合いで見てしまった。 ちょうど今日は水曜のレディースデイだったこともあり。 そういう意味では、1000円ならばさほど大きく損した気にはならない映画で、けれど1800円はきっついかなぁ…?? そんでも予測していたよりはぜんぜん面白かった。… 続きを読む
レビュウ 18 10月 2008 『THE JUON/呪怨』『呪怨 パンデミック』 / media:DVD 怖かった。すごいのは、おもにアメリカ人の役者を使っているのに、汚い和室の漆喰の壁とか、ぼろい襖とかその上の天袋的な場所とかの、日本人だったらウンザリするだけの汚れた和を妥協なく使っていること。和は和でも、ハリウッド映画にあるような洋風アレンジのモダンな和とは違って、悲しくなる、みじめになる和だ。 そ… 続きを読む
レビュウ 30 9月 2008 崖の上のポニョ / 映画館で観た映画 今wikipediaで見たら、カンブリア紀とかジュラ紀とかいう時代区分って約5億年前から始まっていて、それより以前についてはあまり説明がない。 (さらに…)… 続きを読む
レビュウ 29 9月 2008 アキレスと亀 / media:映画館で観た映画 映画館に行く車中、「はちゃめちゃでも文句言うなよ」と一緒に行ったオットットに言われた。 「どういう意味?」と尋ねると、『監督バンザイ』がメチャクチャだったんだよなぁと、煙草をプカプカふかしながら言う。 (さらに…)… 続きを読む
レビュウ 19 7月 2008 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ,media:日本映画、DVD 観てからしばらくたっているので思い出になりかけている、とはいえ、今一番思い出すのは、サトエリのかっこよく快楽的に細い肢体と、肢体にまとわりついていたワンピースの薄い布地と、それらが作った輪郭と輪郭がくり抜いた田舎の田園風景である。 田舎の田園の中で、場違いに垢抜けて美しい輪郭のサトエリは、実は顔はよ… 続きを読む
レビュウ 30 6月 2008 ゆれる,media:ケーブルテレビ ゆれるのポスター この映画は一昨年映画館で観た。 それ以来時々思い出す機会があったものの、事件の真相の記憶が曖昧になり、結局、智恵子はどうやって吊橋から落ちたのか、やはり稔に突き落されたか、それとも自分で落ちてしまったのかと、肝心なところが分らなくなっていた。 もともとこの落下の瞬間を映画は観客に見… 続きを読む