book 6 6月 2005 となり町で『となり町戦争』買った となり町の制服仕立屋まで、娘の夏の制服を取りに行った。 となり町の○○駅前は、前に来たときより広くなっていて、バスがゆとりをもってグルリと回れるようになっていた。 ビルも林立し、テナントには美容院やスターバックスやモスバーガーやパチンコ屋やカラオケ屋や居酒屋が入っていた。 帰りのバスが来るまで時間が… 続きを読む
book 29 5月 2005 まぶた / 小川洋子 短編集。収録作は八編 飛行機で眠るのは難しい 中国野菜の育て方 ま ぶ た お料理教室 匂いの収集 バックストローク 詩人の卵巣 リンデンバウム通りの双子 今、こうやって目次を再現しただけで、肌を戦慄が走ってプルプルと身震いがして軽く発熱してそのまま枕に顔をうずめて眠ってしまいたくなる。自分… 続きを読む
book 16 5月 2005 感じて。息づかいを。 恋愛小説のアンソロジー。川上弘美編。収録作品は下の8編 桜の森の満開の下/坂口安吾 武蔵丸/車谷長吉 花のお遍路/野坂昭如 とかげ/よしもとばなな 山桑/伊藤比呂美 少年と犬/H・エリスン (伊藤典夫 訳) 可哀想/川上弘美 悲しいだけ/藤枝静男 とりたてて読みたいと思うわけではないのに機会があっ… 続きを読む
book 17 4月 2005 四十日と四十夜のメルヘン 四十日と四十夜のメルヘン 作者: 青木淳悟 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2005/02/26 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 44回 この商品を含むブログ (85件) を見る 4月2日にこの本のフェイスだけは紹介していた。この時点で表題作は読み終わっていて、あまりの面白さにか… 続きを読む
book 28 3月 2005 手に取った本、取らなかった本 本屋とか図書館とか本がたくさんある場所って、ときどきすごく憂鬱になる。こんなにたくさんの本の中で自分が読める本、知ることのできる本があまりに少ないと感じるから。それに、膨大な量の本の前でいかにも自分が無力だと感じるからだと思う。 このやるせない憂鬱に抗する方法を、今までいくつかあみだしてきた。 1:… 続きを読む
book 21 3月 2005 失踪日記by吾妻ひでお 話題の書『失踪日記』を読んだ。WEB上でもたくさんの人が話題にしていて、あの時(あの時ってのはうーーん、20年くらい前かな)あのギャグに(わたしはロリコン系にはさほど反応しなかったからそれは置いても)笑った人たちが、当時は自分以外にそんな人がいるとは思えなかったのに、空中庭園で予期せぬ再会を果たした… 続きを読む
book 15 12月 2004 『アンダー・ユア・ベッド』大石圭 さっき読み終わったので「好き魔本棚」(ブクログ)に追加。 上を目指し先を急ぎ夢を追いもっと愛を! と生き生きハツラツと生きるわたし*1には、信じられない、こんなやつ。「敷石の下の名もない虫」のようなこんなおとこ。「あの人のベッドの下」にひそんでじっとしているこんな変態やろう。 でもなんか癒され… 続きを読む
book 15 11月 2004 gift 古川日出男 gift 作者: 古川日出男 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2004/10 メディア: 単行本 クリック: 19回 この商品を含むブログ (118件) を見る いいよ、これ。特に気に入ったの「台場国、建つ」。 素直に愛おしみ、素直に感動し、素直に涙する、そういうのに帰っていいんだよね、と… 続きを読む
book 19 10月 2004 恋の門 不肖ワタシ、松尾スズキさんのお仕事って、ぜんぜんチェックしてなくて、名前なのに姓氏みたいな名前だなスズキって、くらいの認識しかないのだけども、近所のスーパーで買える唯一まともな雑誌※が『テレビブロス』しかないので、毎号買っていて、同氏は同誌によく文章を書いているし、同誌は同氏がお気に入りみたいなの… 続きを読む
book 23 5月 2004 「哲学。」by tetsu http://product.esbooks.yahoo.co.jp/product/entertainment/ranking?accd=31351701 ラルク アン シエルのリーダーtetsuが、69項目もある質問に答えた「怒涛のインタビュー集」ってことで、これを買って読んだの、娘には内緒だ。… 続きを読む
book 28 4月 2004 『FINE DAYS』(この前の続き) 『FINE DAYS』ISBN:4396632223の中の「シェード」。 古道具屋の老婆が語る、あるガラス細工士の恋物語と、聴き手である「僕」の人生がリンクする--- という感じでしょうか。古道具屋の中の描写がとてもよくて、「耳をすませば」なんか思い出した。 全体的にちょいと冗長で、長い話を聞いてい… 続きを読む
book 21 9月 2003 『親』by古井由吉 患者氏と図書室に行った時に、自分もついでに借りた本。 借りた理由は、書き出しの文章--- 病院の往き帰りに、岩崎は夢から覚めた心地で道の左右を見渡すことがあった。夢ではないしるしに、半歳を過ぎた子が腕の中にいる。場所はきまって立体交差の、陸橋のたもとの停留所だった。 に引き込まれたから。 自分の本… 続きを読む